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六巻 続蔵2‐24 |
馬祖より臨済に至る四代の語録集。明代の静山居士解寧の重刻。万暦丁未(1607)に荊渓の一心正伝が書いた「読四家語録引」と毘陵の唐鶴徴の撰序がある。わが慶安戊子(1648)に中野五郎左衛門が覆刻したテキストには、宋の元豊8年(1085)に朝散郎尚書主客員外郎軽車都尉楊傑が撰した序文一葉があり、かてて黄竜慧南がその本を校閲したことを伝える。
元版『景徳伝灯録』巻九の洪州黄檗希運禅師の章および巻尾に付する『黄檗希運禅師伝心法要』の校注にも、本書を用いたことが明らかであるから、その最初の編集はすでに宋初にあったとおもわれる。尤延之の『遂初堂書目』にも『馬祖四家録』の名が見える。
| (禅籍解題 14) |
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