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 修心要論しゅうしんようろん
一巻
  • 宇4(『敦煌劫余録』13、『少室逸書』)
  • スタイン2669、3558、4064
  • ペリオ3434、3559、3777
  • 竜谷大学図書館本
  • 禅門撮要上、別行安心寺本(『最上乗論』)
五祖弘忍(601−674)の語とされる作品。詳しくは、「導凡趣聖悟解脱宗修心要論」で、『敦煌劫余録』に「一乗顕自心論」とするのは、首欠のための擬題である。従来、『最上乗論』(正蔵48、続蔵2-15)の名で知られていたものと同本で、十四段の問答によって修心の要を述べる。最初に知られたのは宇四号と竜谷大学本で、鈴木大拙が「竜谷大学附属図書館蔵敦煌本『菩提達摩観門法大乗法論』殊に其中の『修心要論』に就き」(「大谷学報」16-1)で紹介し、後者についてはすでに禿氏祐祥の「少室六門集に就きて」(「竜谷学報」309)に簡単な報告がある。『禅思想史研究第二』(「鈴木大拙全集」二)に収める。 (禅籍解題 42)



 Last Update: 2002/11/01