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仏説法句経
(
ぶっせつほっくきょう
)
一巻
騰23、歳80、為45、46、露17、21、24(『敦煌劫余録』13−4)
スタイン33
中村不折蔵本(正蔵85)
諸法の本性空なるを説く、甚深真実の句の意。唐初に出現した偽経の一つ。『大唐内典録』10に初見。「森羅万像一法所印」の句は、初期の禅録にもっとも多く引かれ、僧肇に帰せられる『宝蔵論』にその引用があるのも、『宝蔵論』の成立を知る手がかりとなる。別に『法句経疏』一巻(ペリオ2325、正蔵85)があり、本経の流行の跡を伝える。ただし、現存のものは首部を欠く。
(禅籍解題 63)
Last Update: 2002/11/01