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 無畏三蔵禅要むいさんぞうぜんよう
一巻 続蔵2-9
善無畏三蔵が嵩山会善寺の敬賢(660-723)のために、密教系の受戒の法と、習禅の階梯を説いたもの。西明寺慧警の編。「無畏三蔵受戒懺悔文及禅門要法」とも言う。わが伝教の『御請来目録』に著録される。敬賢は神秀の弟子で、禅宗の法系としては北宗に属する。はじめに、発心、供養、懺悔、帰依等の順序に十一門に分って授戒懺悔と三聚浄戒を説き、次に秘密修定、加持修定、加持方便の法として六種の陀羅尼を授け、さらに自証法中甚深の要旨を述べ、四種の陀羅尼を示す。 (禅籍解題 87)



 Last Update: 2002/11/01