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 金剛般若波羅蜜多経解義こんごうはんにゃはらみったきょうげぎ
続蔵1-38
六祖慧能(638-713)に帰せられる『金剛経』の注釈。円珍の『請来目録』に、「能大師金剛般若経釈一巻」もしくは「金剛般若経釈一巻 曹渓」というから、唐代中期にはすでに存したらしい。朝鮮に伝えられたものが『金剛経五家解』に収められ、中国では宋の元豊七年(1084)に天台の羅適が後記を加えた本があり、日本でも古くより注目された(『石井積翠軒文庫善本図録』)。 (禅籍解題 90)


 Last Update: 2002/11/01