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 禅宗永嘉集ぜんしゅうようかしゅう
一巻 正蔵48
六祖慧能に嗣いだ永嘉玄覚が、修禅の根本精神と順序次第等を説いたもの。「永嘉禅集」または「永嘉集」とも言う。慕道志儀第一より発願文第十に至る十章より成るが、第四、第五の両章に止観の行相を説き、第九章に佐渓玄朗との往復書簡を載せ、天台の円旨と、南宗祖師禅との巧みな融和を示す。本書は、高麗の諦観が喜び迎えたと伝え、注釈書に、宋の行靖の傍注、明の幽渓伝灯の注等がある。 (禅籍解題 96)


 Last Update: 2002/11/01