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 祖庭事苑そていじえん
八巻 続蔵2-18
睦庵善卿の撰。大観二年(1108)に成る。当時の修行者が参禅弁道に際して、請益の語に通ぜざるを慨して、雲門、雪竇、義懐、風穴、法眼、天台徳韶らの語録、および『池陽百問』『八方珠玉集』『証道歌』『十玄談』などからおよそ二千四百余の事項を選んで、一語ごとに詳細な解説を加えたもの。
巻首に四明法英の序があり、現行本は巻尾に師鑑と紫雲との紹興二十四年(1154)重刊の跋がある。禅籍の注釈書として注目されるが、今日から見ると誤りも多い。
また、別に『続祖庭事苑』なるものがあり、『霊源筆語考』を収めているが、編者や年代等はわからない。 (禅籍解題 155)
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 Last Update: 2003/02/21