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 林間録りんかんろく
二巻 続蔵2乙-21
覚範慧洪が道俗の弟子のために、古来の尊宿や高行の大夫等の逸話、参禅の遺訓などについて語った三百余篇の談話を、門人本明が筆録して一書としたもの。大観元年(1107)に、臨川の謝逸が序を付しており、書名は林間に清談せる語録の意である。別に『新編林間後録』一巻があり、賛、序、銘等の詩文を集めているが、これは慧洪の詩文集『石門文字禅』の中から抜萃改編したもので、おそらく後人の付会であろう。 (禅籍解題 178)


 Last Update: 2002/11/01