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 羅湖野録ろごやろく
二巻 続蔵2乙-15、「国訳禅宗叢書」1-2
大慧の嗣、暁瑩仲温の編。紹興乙亥(1155)に自序成り、同門の無著妙摠(1095-1170)が庚辰(1160)に至って付跋している。羅湖上に菴居して、当代禅門の逸話を集録したもの。やや後れて同じ編者による『雲臥紀談』二巻の作がある。『羅湖野録』は、明の続蔵に入蔵するが、別に『四庫提要』百四十五に四巻として著録するのは、『宝顔堂秘笈続集』の本によるもの。むしろ、宋版を覆した五山版その他に善本がある。 (禅籍解題 196)


 Last Update: 2002/11/01