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 人天眼目にんでんがんもく
六巻 正蔵48、続蔵2-18
大慧下四世、晦巌智昭の編。淳熙十五年(1188)に成る。五家の宗旨の綱要書。臨済、雲門、曹洞、潙仰、法眼の順に、宗派ごとに分類し、はじめに各派の宗祖の略伝を掲げ、その派の祖師の語句、偈頌等の重要なるものをまとめ、最後に「宗門雑録」の題下に、禅宗史伝の考証、その他の補遺事項を集め、巻尾に慧昭可光の跋を付している。宝祐六年(1258)に、物初大観が重修し、元の延祐四年(1317)に再刊せられた。早くわが国に伝わり、すでに乾元元年(1302)に和刻本がある。 (禅籍解題 198)


 Last Update: 2002/11/01