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 仏鑑禅師語録ぶっかんぜんじごろく
五巻 続蔵2-26
  • 仏鑑禅師語録 一巻(宋淳祐十一年刊本、東福寺蔵)
  • 仏鑑禅師語録 四巻(五山版)
  • 仏鑑禅師五会録 二巻(五山版)
南宋末の代表的禅僧で、日本に来朝した無学祖元や兀庵普寧およびわが円爾弁円の師に当る無準師範(1177-1249)の語録。現在の本は、慶元府清涼禅寺以下五会の語(編者はそれぞれ別)と、小参、法語、普説、拈頌、序跋等を収め、巻首に淳祐辛亥(1251)に滄洲道人程公許希頴霅溪が撰した総序を冠し、末尾に大丞相游公祭文と、侍者了南・了垠編の「径山無準和尚入内引対陞座語録」、および粲無文撰の「行状」を加える。「入内引対陞座語録」は、紹定六年(1233)七月十五日に勅によって入内し、引見に答えたときのもの。東福寺の宋版には、小師比丘徳潛の刊記がある。五山版はこれを除いているうえに調巻に不同がある。続蔵の底本は寛永十九年(1642)の本らしい。 (禅籍解題 207)


 Last Update: 2002/11/01