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 東坡禅喜集とうばぜんきしゅう
九巻 『禅林叢書』第一編
蘇東坡(1036-1101)の禅に関する詩文と逸話、および仏印禅師(?-1098)との問答を収録したもの。徐長孺(益孫)の編。巻首に万暦庚寅(1590)の序と、陸樹声の題あり、巻尾に心空居士唐文献の跋がある。ただし、「四庫提要」によれば、万暦癸卯(1603)に凌濛が増補改訂して十四巻としたものがあるという。東坡、名は軾、字は子瞻、眉山居士と号した。長公、または大蘇とよばれる。唐宋八大家の一人。特に禅に親しみ、のちに五祖師戒の後身と信ぜられる。仏印、名は了元、字は覚老。仏印は神宗より与えられた勅賜号。雲門五世に当る。 (禅籍解題 239)


 Last Update: 2002/11/01