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 幻住庵清規げんじゅうあんしんぎ
一巻 続蔵2-16
元の中峰明本の撰。延祐四年(1317)に成る。従来の咸淳、至大等の大清規が小院修道者の実際に適せざるを改め、みずから一家の規則として制定したもの。幻住は明本の庵号で、この清規は生涯を五山十刹等の官寺の聘に応ぜず、もっぱら庵居を常とした編者の精神によって貫かれ、すべて、日資、月進、年規、世範、営辨、家風、名分、践履、摂養、津送の十門に分って簡略に説き、巻尾に「開甘露門普施食文」を付録し、盂蘭盆施餓鬼会の次第および法文疏等について述べている。一名、「菴事須知」、または「日用須知」ともいう。 (禅籍解題 243)


 Last Update: 2002/11/01