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 禅林類聚ぜんりんるいじゅう
二十巻 続蔵2-22
元の天寧万寿寺善俊、および智境、道泰らの共編。大徳十一年(1307)に成る。禅宗の公案と拈頌の最も総合的な集大成の書。『五灯録』と諸家の語録中より五千二百七十二則を選び、いちいち原典によって本文を刪定し、その内容によって、これを帝王、宰臣、儒士以下一百二門に分類し、検索の便を計ったもの。刊本としては、春屋妙葩の臨川寺版をはじめ、五山の開版がかなりあり、わが延宝三年(1675)に卍元師蛮が全篇に亘って訓点を付したものも流布する。別に『禅林抜類聚』四巻があり、続蔵はこれを収めるが、『抜類聚』に本づいて注釈を加えたものに、『撮要鈔』(一名「本則鈔」)四巻がある。 (禅籍解題 254)


 Last Update: 2002/11/01