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 緇門警訓しもんけいくん
四巻(あるいは十巻) 正蔵48
参禅弁道のための先哲垂戒遺訓を集めたもので、はじめ、元の永中(中峰明本の法眷)が、皇慶二年(1313)に、『緇林宝訓』(編者未詳)を改修して作った『緇門警訓』二巻があり、明の成化六年(1470)に至って、嘉禾の如巹がその師空谷景隆からこれを授けられて、「続集」二巻を増補し、景隆および覚澹等の序を加えて重刊したという。ただし、現存のものはすべて十巻あり、『潙山警策』にはじまって「梁皇捨道事仏詔」に至るまで百八十余篇を収めており、その後さらに改修されたもののようである。黒田亮『朝鮮旧書考』の「緇門警訓と緇林宝訓との関係」参照。 (禅籍解題 261)


 Last Update: 2002/11/01