ホーム > データベース > 禅籍データベース > 宗義 > 『禅関策進』


データベース  


 禅関策進ぜんかんさくしん
一巻 正蔵48、続蔵2-19
雲棲袾宏の編。万暦二十八年(1600)に成る。初めて禅を学ぶ者のための入門書。
前後二集に分れ、第一集は「諸祖法語節要」および「諸祖苦功節略」と称して、古来の祖師の語録中から、参禅実究の指針となる垂示、普説、機縁語句等を選び、第二集は「諸経引証節略」と称して、大蔵経中より、前者の根拠となる要文を抜萃し、全篇に亘って、特に重要な個処に批評と解説を加えている。
本書は、わが国の白隠が修行時代に特に坐右の書としたもので、その弟子東嶺円慈によって宝暦十二年(1762)に重刻せられた。 (禅籍解題 265)
(テキストデータのダウンロード)  


 Last Update: 2003/02/21