- 紫柏尊者全集(明版続蔵50-1-8、清蔵の新・勧・堂)
- 紫柏尊者別集(同上53-9)
明代四高僧の一人、紫柏尊者達観真可(1543-1604)の全著作を集める。前者は憨山徳清の編であり、『別集』四巻は銭謙益の編。徳清の序は、天啓元年(1621)の作で、別に李日華、弟子三炬、賀烺等が序跋を付す。塔銘もまた徳清の筆で、万暦四十四年(1616)に書かれている。後者の序は清の順治十七年(1660)、跋は康熙八年(1669)に書かれていて、明代中期より清初におよぶ仏教思想史の基本資料となる。 (禅籍解題 267)
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