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 真心直説しんじんじきせつ
一巻 正蔵48
曹渓宗の開創者、高麗の普照国師智訥(1158-1210)の撰。熙宗即位元年(1205)に成る。教禅一致の立場から、宗密、延寿の説を承けて、諸宗の教義を総合したもの。一種の仏教概論である。真心正信、真心異名以下十五節に亘り、経論、祖釈、祖録等から要文を引いて、人々本具の心性のあり方と迷妄の根源を解明し、修証の順序次第を示している。現存のものは、巻首に智訥の自序、および成化五年(1469)に文定が書いた重刻の序がある。 (禅籍解題 293)


 Last Update: 2002/11/01