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 八十八祖道影伝賛はちじゅうはっそどうえいでんさん
四巻、別に付録一巻 続蔵2乙-20
紫柏大師達観が、金陵の大内祖堂に安置されていた仏祖八十八人の像を、万暦十二年(1584)に画工丁雲鵬に臨写させ、天下各地の名山に送ったもののうち、南嶽のそれにもとづいて、万暦四十八年(1620)に憨山徳清が伝と賛を作り、崇禎十七年(1644)に至って高承埏がこれに、明の高僧雲棲、紫柏、憨山および雪嶠円信の伝賛を加え、その子高佑mojikyo_font_059966が康熙六年(1667)より五カ年を費して重編完成したもの。雍正十三年、清の竜蔵に入蔵を許されている。八十八祖は大半が禅の祖師であるが、その伝賛は教禅一致の趣旨で一貫されていて、明代仏教の性格を強く反映している。 (禅籍解題 322)


 Last Update: 2002/11/01