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禅宗史研究室

達摩碑文およびその関連資料について (沖本 克己)




 〔資料6〕 重修熊耳山空相寺碑記 (空相寺)

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 空相寺再建の記録である。

殘碑無考知剏何時記稱元魏重修其或漢晋時肇建古招提也無可疑矣

とあり、残っていた碑が何時のものかはわからぬものの、北魏の重修らしく、寺そのものは晋代に建てられたことは間違いがないという。これによる限り碑の来歴自体は既に判然としなかったらしい。その荒廃していた寺を慶坤上人が再建にとりかかった記録であり、記事によれば、再建は康煕五十七年(1718)のことであるとされる。

 この碑そのものは雍正十一年(1733)に建てられ、臨済正宗第三十五世風穴住持海月脱穎の撰碑になる。碑末には寄進者や再建に関わった僧侶を始めとする多くの人名が記載されている。

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 Last Update: 2003/08/07