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五山文学研究室

五山文学全集 収録語録解題及び著者略伝





 『懶室漫稿』 (仲方圓伊)
零本三巻 『五山文学全集 第三巻』所収

大覺派。仲方圓伊(1354〜1413)
南嶺子越に嗣ぐ。法諱は初め曇伊、道号は初めは三山、後に法諱を圓伊と改め、道号を仲方に改めた。別に懶室・懶囝子と号する。長州の人。正平九年(1354)生。

播磨の法雲寺・山城廣覺寺・建仁寺・南禪寺に住す。應永二〇年(1413)八月十五日示寂。四六文作法について『伊仲芳四六之法』という著書がある。
語録に『仲方和尚語録』、詩文集『懶室漫稿』がある。『懶室漫稿』は、その内巻5〜巻7しか残されていない。

『懶室漫稿』は、東京大学史料編纂所に、天龍寺蔵本写(巻5〜巻7、仲方和尚語録附録と付箋す)がある。

なお、上村觀光「雲壑猿吟解題」では「仲芳圓伊」と作るが、玉村竹二『五山禪僧傳記』により「仲方圓伊」とした。


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 Last Update: 2003/03/28