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 仏説四十二章経ぶっせつしじゅうにしょうぎょう
一巻 正蔵17、『宝林伝』1、『仏祖三経』1
後漢の迦葉摩騰・竺法蘭の共訳。漢訳仏典の最初とされるが、その史実性には疑問があり、特に後代に用いられるものは、すべて『宝林伝』一に収めるテキストを承ける。『仏祖三経』のテキストにより、かつて岩波文庫の一冊として得能文の訳注本が出ている。常盤大定「四十二章経につきて」(『支那仏教の研究』一)、ならびに『訳経綜録』を見よ。胡適にも論文がある(『文存』第四集)。 (禅籍解題 75)



 Last Update: 2002/11/01