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 宗門聯灯会要しゅうもんれんとうえよう
三十巻 続蔵2乙-9
大慧下三世、泉州崇福寺住持、晦翁悟明の編。淳熙十年(1183)に成る。「五灯録」の一つで、単に「聯灯会要」とも称し、過去七仏より西天二十八祖、東土六祖を経て、南岳下十七世天童咸傑、青原下十五世浄慈慧暉に至る六百余人の祖師の機縁語句と問答を録し、伝灯相承の次第によって分類したるもの。ただし、主として祖師の公案を集めることに中心があって、史伝に関する記事は少ない。特に、大慧の『正法眼蔵』三巻に収める機縁のすべてを承ける。現存のものは、巻首に淡斎李泳の序につづいて、元代および我が五山と江戸時代の重刊の刊記を載せる。 (禅籍解題 141)


 Last Update: 2002/11/01