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 円悟仏果禅師語録えんごぶっかぜんじごろく
二十巻 正蔵47
  • 円悟仏果禅師語録(明版南蔵の扶、傾二帙。縮蔵騰七、「大日本校訂蔵経」三十一−三、四)
  • 円悟勤禅師語(『続開古尊宿語要』日集)
宋朝臨済宗楊岐派の代表的禅僧、円悟克勤(1063-1135)の語録で、門人紹隆等の編集である。はじめに紹興三年(1133)の竜図閣耿延禧の序と、検校少保張浚がその翌年に書いた序があり、上堂、小参、普説、法語、書、拈古、頌古、偈頌、真讃、雑著、仏事の順に一代の語を集める。明蔵に入蔵して以後、本文は一定。しかし、現に東福寺に宋版の『雲居円悟禅師語録』二冊を蔵し、応永十一年(1404)に覆刻された十巻三冊本もある(成簣堂文庫)。いずれもその本文を異にするから、明蔵本は、かなり改編の手が加わっていることがわかる。『続開古尊宿語要』の本は、抄録ながら宋本である。 (禅籍解題 185)


 Last Update: 2002/11/01