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 拈八方珠玉集ねんはっぽうしゅぎょくしゅう
三巻 続蔵2-24
内題に、「仏鑑仏果正覚仏海拈八方珠玉集」とあって、はじめ、宋の仏鑑慧懃がみずから拈弄した古則を集めて「禅門八方珠玉集」と称したものを、その法弟の仏果円悟克勤が継承し、宣和七年(1125)にこれを編して一書とし、次いで紹興六年(1136)に、正覚宗顕がこれを再拈増集し、後に石渓の仏海心月が随後著語したものを、その侍者祖慶が宝祐五年(1257)に至って、前の三師の拈古と合して一書となした。巻首に、仏果克勤の序、正覚宗顕の題語、祖慶の自序を載せ、すべて三百十九則の公案を収めている。『祖庭事苑』八に語釈がある。関係者の法系は次のごとし。
    ┏黄竜慧南━黄檗惟勝━紹覚純白━正覚宗顕
石霜楚円┫
    ┗楊岐方会━白雲守端━五祖法演┳円悟克勤……仏海心月
                   ┃
                   ┗仏鑑慧懃
(禅籍解題 225) 
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 Last Update: 2003/02/21