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 仏祖宗派図ぶっそしゅうはず
一巻
南宋の汝達(無準師範の嗣)の編。端平元年(1234)頃に成る。詳しくは、「仏祖宗派総図」といい、釈迦仏より編者の時代に至るまでの禅宗の伝灯相承の次第を、編者の属する法系を中心として図示したるもの。わが円爾辯円が帰朝に際し、師範より与えられたのが初めのようで、現に東福寺に蔵せられている一本は同種類のものとして最古であるが、南宋時代以降、各宗派で各種のものが作られたらしく、別に明の永暦八年(1654)に、悟進介庵が編した『仏祖宗派世譜』八巻や道忞の『禅灯世譜』(続蔵2乙-20)が知られる。 (禅籍解題 237)


 Last Update: 2002/11/01