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 禅灯世譜ぜんとうせふ
九巻 続蔵2乙-20
密雲円悟に嗣いだ木陳道忞(1596-1674)、およびその弟子呉侗の共編。崇禎四年(1631)に成り、巻首に弟子黄端伯の序がある。『五灯厳統』の説を承け、臨済正宗の立場より、禅の伝灯相承の次第を図譜に表わしたもの。石頭系の天皇道悟のほかに、天王道悟を馬祖下に配して雲門、法眼の源流とし、曹洞宗を林泉従倫にとどめて、編者と同年代の寿昌慧経、雲門円澄を法系未詳とするのは、この書の特色の一つである。 (禅籍解題 310)


 Last Update: 2002/11/01