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 続伝灯録ぞくでんとうろく
三十六巻、別に目録三巻 正蔵51
元末の人、円極居頂(?-1404)の撰。禅宗の史伝の書の一。『景徳伝灯録』の後を承けて、北宋初期より南宋末に至る、禅宗の展開を宗派別に記し、入道の機縁、垂示の語句等を録したもの。『居頂円菴集』四に収める「続伝灯録序」によると、本書の編集は、居頂らが推進していた明版南蔵に禅宗史の書を入蔵せしめるに際して、すでに入蔵している『伝灯録』につづくものとして、『五灯会元』二十巻より『伝灯録』と重複する部分を除いて、北宋以後の部分を改編したにすぎず、すこぶる便宜的なものというほかはない。 (禅籍解題 250)


 Last Update: 2002/11/01