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 人天宝鑑にんでんほうかん
二巻 続蔵2乙-21、「国訳禅宗叢書」1-1
大慧宗杲下四世、四明曇秀の編。紹定三年(1230)に成る。禅教律の三学に亘って,学道者の亀鑑とするべき先哲の言行およそ百段を選び録したもの。自序によると、大慧の『正法眼蔵』に倣ったものと言い、資料は広く碑伝、実録、遺録等より集め、各条下に出典を明記している。巻首に蘭庭劉棐の序、巻尾に万寿師賛、霊隠妙堪の跋がある。編者曇秀の伝は明らかでないが、おそらくは妙堪の書記たりし人。妙堪は無用浄全に嗣ぎ、浄全は大慧に嗣ぐ。「国訳禅宗叢書」の解題に、黄竜慧南の嗣法とするのは同名の別人である。 (禅籍解題 299)


 Last Update: 2002/11/01