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 石渓心月禅師語録しっけいしんげつぜんじごろく
三巻 続蔵2-28
密菴下四世、石渓心月(?-1255)の語を集めたもの。初住建康府報恩禅寺以下六会の語録と、秉払、小参、普説、法語、題跋、偈頌などを収める。侍者住顕その他の編。巻首に景定元年(1260)の劉震孫の序あり、末尾に新添の題跋数則と法語、御書伝衣菴記、偃渓広聞の宝祐戊午(1258)の跋あり。石渓心月は仏海禅師、または伝衣菴と号した人、『拈八方珠玉集』の最後の作者として知られ、またわが無象静照の師として、五山の禅林に大きい影響をあたえた。別に『伝衣石渓仏海禅師雑録』一巻を伝えるのは、わが入宋僧がもたらしたものであろう。 (禅籍解題 303)


 Last Update: 2002/11/01