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 禅宗雑毒海ぜんしゅうぞうどっかい
八巻 続蔵2-19
性音の重編。康熙五十三年(1714)に成る。宋元の頌古を集大成したもの。はじめ、元の竜山祖闡(元叟行端の弟子)が古来の頌古を集めて十巻とし、洪武十七年(1384)に恕中無慍が序を付して刊行したものを、順治十四年(1657)に南礀行悦(幻有正伝下四世、『列祖提綱録』の編者)が増補し、性音がさらに改編して現形となる。書名は、禅の詩文を鴆毒に譬えたもので、別に大慧宗杲の語を集めた同名の書に因む。性音には別に『宗鑑法林』七十三巻の作あり、本書と同年に成っている。 (禅籍解題 329)


 Last Update: 2002/11/01