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 校刊少室逸書及解説こうかんしょうしついっしょおよびかいせつ
二巻 鈴木貞太郎著

 昭和11年、安宅仏教文庫刊。前年に出版された『敦煌出土少室逸書』の本文を校印し、解説を付したもの。特に「達摩の禅法と思想及其他」を付録し、「達摩禅とその思想的背景」「竜谷大学附属図書館蔵、敦煌本『菩提達摩観門法大乗法論』殊に其の中の『修心要論』に就きて」「『修心要論』三本対校」「達摩『観心論』(破相論)五本対校」の四論文を収める。

 いずれも編者が昭和9年に中国の仏教史蹟を訪ね、北京の国立図書館で敦煌の禅籍を調査して以来の成果であり、わが国におけるこの方面の研究の出発をなした。 (禅籍解題 27)




 Last Update: 2002/11/01