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 南陽和上頓教解脱禅門直了性壇語なんようわじょうとんきょうげだつぜんもんじきりょうしょうだんご
一巻
  • 寒81(『敦煌劫余録』13、『少室逸書』)
  • スタイン2492、6977
  • ペリオ2045(『胡適校唐写本神会和尚遺集』附録)
荷沢神会(670-762)が開元6年(718)以後に南陽の竜興寺で行なった授戒会の説法の記録。初期の語録として注目される。「壇語」とは、戒壇における説法の意。『六祖壇経』の場合も同じ。この文書の発見と紹介は、鈴木大拙の『少室逸書』(昭和10年)と「神会和尚の『壇語』と考ふべき敦煌出土本につきて」(「大谷学報」16-4)に始まり、『校刊少室逸書』(昭和11年)を経て、W. Liebenthal が The Sermon of Shen-Hui (ASIA MAJOR new series Vol.III. 1953)を発表し、王重民によるペリオ本の発見を機として、胡適の「新校訂的神会和尚遺著両種」の発表となる。最終的なテキストは、「鈴木大拙全集」三にも収めるが、本文になお問題がある。 (禅籍解題 56)



 Last Update: 2002/11/01