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一巻 続蔵2-15、『少室六門』 四 |
菩提達磨に帰せられる作品。開元頃に出現した『禅門経』の引用があり、この書もまた唐中期を上らぬ。円珍の『福州温州台州求得経律論疏記外書等目録』に「達摩和上悟性論」とあり、平安中期に伝来したらしい。金沢文庫に文永11年(1274)の写本を伝え、積翠文庫にも存した。特に巻首に常楽院銀海の序のある本は、日本での伝来を語るもの。また、本書の末尾に付せられる「夜坐偈」は、同じく円珍が「達摩和上五更転」と記すものに当る。 (禅籍解題 84) |
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