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 曹山録そうざんろく
三種 正蔵47、続蔵2-24
第一は鈔録であるが、現存最古のテキストで、宋の嘉熙二年(1238)の刊行。ただし、その由来は明らかでない。第二は明末の『五家語録』の一部。第三はわが宜黙玄契が右の『五家語録』のテキストを上巻とし、みずからあらためて諸書のうちより曹山の遺語を集めて下巻としたもの。
元文五年(1740)の編集で、みずから集めた『洞山悟本禅師語録』につづく仕事であり、前書同様に覚城、元趾、柳沢里恭らが序跋を寄せている。第四は、慧印がこれらを編したもの。宝暦十一年(1761)の仕事である。その本文批評については、『第三禅宗史研究』に詳しい。 (禅籍解題 117)
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 Last Update: 2003/02/21