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 五祖法演禅師語録ごそほうえんぜんじごろく
三巻 正蔵47、続蔵2-23
楊岐下三世、法演(1024?-1104)の語録。かつて『慈明四家録』に収められたものあるも今は不明。現存のものは、巻首に左宣徳郎知台州黄巌県事張景修が紹聖三年(1096)に書いた「舒州白雲山海会演和尚語録序」があり、「初住四面山語録」(参学才良編)、「次住太平語録」(参学清遠集)、「次住海会語録」(参学景淳集)を収めたのち、宣徳郎新差知蘄州蘄水県事兼兵馬監押武騎尉河間劉跋が紹聖二年に書いた別序があり、ついでふたたび「海会語録」、偈頌の前半を収めて巻を終り、さらに「黄梅東山演和尚語録」(門人惟慶編)と偈頌の後半で一巻をなして、楊州録事参軍呉郡朱元mojikyo_font_080997の紹聖二年の再序を付す。すべて法演生前の編集であり、人々の期待のほどをものがたる。明蔵本『古尊宿語録』は、内容的に異なっていないが、偈頌と序跋を巻尾にまとめたほか、分巻に変化があり、本文字句に多少の異同がある。また、『続開古尊宿語要』の本は抄録であるが、編集が古いだけに本文の校合に役立つ。 (禅籍解題 184)


 Last Update: 2002/11/01