花園大学では「禅仏教による人格の陶冶」という建学の精神に基づき、毎年9月に「大学攝心」を行っております。今年は9月19日(木)と20日(金)の二日を予定しております。
「攝心」とは、心を攝(おさ)めるという意味です。江戸時代の有名な禅僧、沢庵宗彭(たくあんそうほう)は次のような歌を書き留めています。「心こそ 心迷はす 心なれ、心に心 心ゆるすな」(心こそが心を迷わす心なのだ、ゆめゆめ心というものに気を許してはならない)(『不動智神妙録』)。気付かぬうちに心に浮かんだ思いに執われ、進むべき道を見失ってしまうというのは、恐らくどなたにでも経験があることではないでしょうか。そのような乱れた心を坐禅により攝(おさ)め、本来の自由な自己に向き合う機会として本学で毎年開催しているのが「大学攝心」です。
「大学攝心」は例年二日にわたり行われ、初日は近くのお寺で、翌日は花園大学の禅堂で坐禅をします。今年の初日は、天龍寺(友雲庵)にお邪魔させていただく予定です。ぜひこの機会に、自分の心を見つめ直してみませんか。
参加対象者は花園大学の学生(院生を含む)、科目等履修生、および教職員です。栽松館1階の総合案内に「摂心申込書」を用意しておりますので、参加を希望される方は9月6日(金)までにお申し込みください。
なお昨年につづき今年も特別企画として、20日の攝心終了後の15時より、横田南嶺総長との懇談会がございます。定員は20名(攝心に参加した学生・教職員が対象、先着順)で、時間は約1時間の予定です。こちらもぜひ併せてお申し込みください。
詳細については下記の案内をご覧いただければ幸いです。
9月25日追記:大学攝心の報告
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