花園大学国際禅学研究所
 
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水上勉没後二十年フォーラム
水上勉と、一休

開催のお知らせ

水上勉と一休

 2024年9月8日は、作家の水上勉(1919~2004)が逝去されてちょうど20年となります。福井県大飯郡(現おおい町)の宮大工の家に生まれた水上は、臨済宗寺院で小僧生活をしながら旧制花園中学校や立命館大学で文学に傾倒し、戦中から戦後にかけていくつも職を変えるような厳しい暮らしの只中で、『雁の寺』『五番街夕霧楼』『越前竹人形』『飢餓海峡』『金閣炎上』『寺泊』『虚竹の笛』といった時代の実相を抉り出す作品を残しました。
 この度、若州一滴文庫さまの御協力を賜り、水上没後二十年のフォーラムを催す運びとなりました。生前の水上と交流のあった芳澤勝弘先生(弊所顧問)が、水上が『一休』(1975)で如何に一休と森女という存在を描いたか、柳田聖山の一休論と比較しつつ論じます。また、『語られ続ける一休像』(ぺりかん社)などでも水上に取り組んできた飯島孝良(弊所副所長)が、戦後に陸続として登場してきた多くの一休像を概観しながら、そのなかでも傑出した一休像を提示するに至った水上文学にある特色を論じます。ふたつの講演のあとは、一滴文庫を運営されてきた方がたと座談会を行い、往時の水上勉との思い出や、一滴文庫の取り組みについて御紹介頂く予定です。
 この機会に、多くの方がたに水上勉の足跡に接して頂き、若州一滴文庫という風光明媚な地を味わって頂く機会としたく念じております。


■ 日 時 2024年9月8日(日)
13:00~16:00
■ 会 場 若州一滴文庫・くるま椅子劇場ホール
〒919-2116
福井県大飯郡おおい町岡田33-2-1
■ 次 第
(敬称略)
13:00~14:00
森女という女性 ―水上一休と柳田一休―
芳澤勝弘(花園大学国際禅学研究所顧問)
14:00~15:00 水上一休が問いかけるもの ―戦後文学における虐げられた人びとへのまなざし―
飯島孝良(花園大学国際禅学研究所副所長)
15:00~15:20
休憩
15:20~16:00
座談会
一滴文庫と水上勉 ―思い出すことども―
■ 主 催 花園大学国際禅学研究所
■ 協 力 若州一滴文庫
公益財団法人禅文化研究所
臨済宗妙心寺派教化センター
■ 定 員 100名(予定)
■ 参加費 1,000円(資料代として)
※別途一滴文庫の入館料(300円)が必要です。
■ 申込方法 国際禅学研究所HP内の専用フォームよりオンライン申込


詳細はこちらを御覧ください

《特記》
京都市内(JR二条駅)より直通送迎バスが出ます!(先着予約)
☆9月8日(日)当日9時30分、JR二条駅西口より大学マイクロバスで一滴文庫と直通運行致します!
到着は11時00分頃となりますが、フォーラム開始まで一滴文庫内部を御見学頂ければと存じます(六角堂では麺類やコーヒー・ジュースなど提供もあります)。
また、フォーラム終了後にそのまま京都へお戻りになる場合も、マイクロバスにてJR二条駅前までお送り致します。御申し込み頂いた方には、後日弊所より御案内のメールを差し上げます。
なお、バスの利用に関しましては、おひとり当たり3,000円(往復総額)を頂戴いたします。
マイクロバスに関しては、下記アドレスにお問い合わせください。


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