花園大学国際禅学研究所では、中世日本禅宗史研究を展開するうえで多分野との交流を図るため、昨年度より「一休フォーラム」を開催しております。2023年5月に東京・学士会館で開催したフォーラムは約140名、同年7月に京都・酬恩庵一休寺で開催したフォーラムには約50名にお出まし頂き、禅に御関心のある幅広い層の方がたにお楽しみ頂くことが出来ました。
御好評を受けまして、今年度も東京・学士会館にて「一休フォーラム」を開催致します。テーマを室町期の女性たちにしぼり、一休と同時代に生きた女性たちの生活・出自・職分がいかなるものであったのか、歴史的な視野から再考してまいります。貴人のみならず、遊女や盲人芸能者といった存在が中世都市でどのように生きていたのか、昨年同様に芳澤勝弘先生(弊所顧問)と飯島孝良(弊所副所長)が発表しますとともに、辻浩和先生(立命館大学文学部教授)と考えていくこととなりました。辻先生は、『中世の〈遊女〉』(京都大学出版会)など、中世の遊女や芸能者に関する卓抜した御業績がおありの中世史学者でいらっしゃいます。
室町期の禅が、さまざまな女性たちとどのような文化と社会を形づくっていたのかは、これまで充分に明らかになっておりませんでした。この度のフォーラムが、その解明に向けた新たな一歩となればと念じております。是非とも御参集頂けますと幸いです。
■ 日 時 |
2024年11月10日(日) 13:00~16:30
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■ 会 場 |
学士会館 202号室
東京都千代田区神田錦町3-28
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■ 次 第 (敬称略)
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13:00~13:50
一休の著作にみえる女性
芳澤勝弘(花園大学国際禅学研究所顧問)
13:50~14:40
一休をめぐる盲女と遊女:森女と地獄太夫の虚実
飯島孝良(花園大学国際禅学研究所副所長)
14:40~15:30
室町期の遊女と盲人芸能者について
辻 浩和(立命館大学文学部教授)
15:30~15:45
休憩
15:45~16:30
登壇者間の対話・交流
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■ 主 催 |
花園大学国際禅学研究所
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■ 協 賛 |
公益財団法人禅文化研究所 東京禅センター 臨済宗妙心寺派教化センター
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■ 定 員
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150名(予定)
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■ 参加費
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1,000円(資料代として)
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■ 申込方法 |
国際禅学研究所HP内の専用フォームよりオンライン申込
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