2018年11月28日(水)に静岡県三島市民文化会館において「白隠さんの会」発足記念講演会が開催され、弊所研究員のトーマス・カーシュナーが講演する予定です。
「白隠さんの会」(白隠禅師奉賛会)は白隠禅師の顕彰と由緒地の保全、その教えの弘揚などを目的として、2018年4月に設立されました。白隠禅師(1685-1768)は日本臨済禅中興の祖と称される江戸時代の禅僧で、昨年250年大遠忌の法要が執り行われました。弊所では顧問の芳澤勝弘が「白隠学」を提唱して研究に従事し、2009年に『白隠禅画墨蹟』を出版しております。
11月の講演会は同会の発足を記念するもので、白隠禅師が生まれ育ち活躍した駿河の地において開催されます。講演会では龍澤寺僧堂の後藤榮山老大師と弊所のトーマス・カーシュナーがそれぞれ、「白隠禅師物語」「白隠さん大好き」という題目で講演する予定です。また講演会に先立ち、無量堂や松蔭寺など白隠禅師ゆかりの地を巡るミニバスツアーも企画されております。詳細については下記HPの案内、ならびにチラシをご覧ください。なおミニバスツアーの参加費は3000円で定員は30名(定員に達し次第締め切り)、講演会の参加費は500円で定員は300名(申込締切:10月26日)となります。
トーマス・カーシュナーは1949年アメリカの生まれで、1969年に早稲田大学に留学し、その後祥福寺・建長寺・建仁寺などで禅の修行をしてきました。現在、弊所研究員・天龍寺国際宗教哲学研究所研究員をつとめており、著書に『禅僧になったアメリカ人』があるほか、『臨済録』や『夢中問答集』の英訳も出版しております。11月の講演会では、自身の修行体験を踏まえながら白隠禅師についてお話しする予定です。
ご参加いただければ幸いに存じます。
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