調子よく早口でまくしたてる舌耕芸「ちょぼくれ」節で語るもの。変幻きわまりない心のありさまから語り始め、以下、世の無常をいい、人の道を説き、仏になれと説いているようであるが、文句の面白いわりには、その内容は雑駁な感を否めない。