花園大学国際禅学研究所
   
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仮名法語(芳澤 勝弘)

 宝鏡窟ほうきょうくつ

 刊年未詳。南伊豆の海岸に阿弥陀窟という洞窟がある。普段は海水に没しているが、大潮の時には洞口があらわれる。その時に、洞内に入れば、闇の中から黄金の光が阿弥陀三尊の姿となって来迎するという。古くから伝わる霊迹の奇瑞を紹介し、如来の真の姿を見届けることが見性に他ならず、見性も来迎往生もその根本においては同じであるとする。

〔参考文献〕
『白隠禅師法語全集 第十二冊 隻手音聲 他』
芳澤勝弘 訳注
禅文化研究所、2001年
 
Last Update: 2005/10/30


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