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仮名法語(芳澤 勝弘)
目 次
安心法興利多々記
壁生草
御洒落御前物語
おたふく女郎粉引歌
於仁安佐美 巻之上
於仁安佐美 巻之下
お婆々どの粉引き歌
遠羅天釜
仮名因縁法語
仮名葎
壁訴訟
諫言記
草取唄
見性成佛丸方書
孝道和讃
子守唄
さし藻草・御垣守
坐禅和讃
施行歌
善悪種蒔鏡和讃
大道ちょぼくれ
兎専使稿
布鼓
寝惚之眼覚
福来進女
辺鄙以知吾
宝鏡窟の記
御代の腹鼓
藻塩集・揺櫓船
八重葎 巻之一 「高塚四娘孝記」
八重葎 巻之二 「延命十句経霊験記」
八重葎 巻之三 「策進幼稚物語」
八重葎 巻之三 「高山勇吉物語」
夜船閑話
夜船閑話 巻之下
藪柑子
藪柑子
(
やぶこうじ
)
内容の異なる2書がある。
●『隻手音声』一名『藪柑子』
宝暦3年
禅師が、六十三、四歳の頃に創始した公案「隻手の音声」について述べたもの。両手を相い合わせて打てば、パンという音がするが、ただ片手だけをあげたのでは何の音もしない。その音を聞き届けよというものである。
その公案の解説ではない。見性のための一手段として、これを勧め、無上の菩提を求め、衆生を利益し、仏国土を実現してゆくことを説くのである。
後半では、当時、中国の仏寺が頽廃していることを聞き、その原因として禅浄双修をあげ、これを激しく批判している。
●『三教一致の弁』一名『藪柑子』
宝暦4年
三世古今をつらぬく根本真理は、至善である。禅でいう本有の自性、浄土でいう阿弥陀仏、老荘でいう虚無の大道、神道の高天原、これらはみな、根本においては同じことであると、三教の一致を説いている。
〔参考文献〕
『白隠禅師法語全集 第十二冊 隻手音聲 他』
芳澤勝弘 訳注
禅文化研究所、2001年
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Last Update: 2005/10/30
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