仏教の「止観」と“マインドフルネス” ~その特徴と問題点~
仏教における心の観察は止観と呼ばれる。止は心の働きを静める、観はあらゆる心の働きを見つめる観察を指す。一方、現在、市民権を得つつあるものがマインドフルネスである。こちらは臨床心理学の世界で注目されて久しいが、起源は仏教の伝えた観察にあったとされる。しかし、両者の特徴やその問題点は、ほとんど論じられることはない。今回は、仏教の伝えた心の観察法を具体的に整理するとともに、マインドフルネスがどのようなものであるのかを明らかにし、その問題点も考えたい。
■ 日 時 |
2017年10月14日(土) 14時~15時30分 (13時00分 受付開始)
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■ 会 場 |
花園大学教堂
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■ 講 師 |
蓑輪 顕量
1960年千葉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は日本仏教、仏教思想史。著書に『中世初期南都戒律復興の研究』(法蔵館)、『仏教瞑想論』(春秋社)、『日本仏教史』(春秋社)など。監修に『実践! 仏教瞑想ガイドブック』(サンガ)、『マインドフルネス 仏教瞑想と近代科学が生み出す、心の科学の現在形』(同)など。
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■ 定 員 |
120名
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■ 会 費 |
無料 |
■ 申込先 |
終了しました。
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