2016年10月10日(月)に駐日インド大使館にて中村元東方学術賞・学術奨励賞の授賞式が開催され、本研究所専任研究所員の柳幹康に第2回中村元東方学術奨励賞が授与されました。
奨励賞審査報告では、「受賞の対象となった主たる業績は、その著書、『永明延寿と宗鏡録の研究――一心による中国仏教の再編』」であり、受賞理由について「柳氏の『宗鏡録』を中心とした研究は、中国仏教史上の永明延寿の思想史的な解明のみならず、新出資料を用いつつ、中国仏教の、歴史的な解明にも大きく寄与しました。選考委員会はこれらの点を高く評価し、本書を、本年度の中村元東方学術奨励賞に相応しいものと判断しました」と述べられました。
10月14日には中外日報に、10月20日には佛教タイムスに、受賞の記事が掲載されました。
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