2018年6月22日(金)に廖肇亨(Liao, Chao-heng)先生をお招きして講演会を開催しました。
廖先生は台湾の最高学術機関である中央研究院で中国仏教・文学の研究に従事されています。日本に留学し東京大学で博士号を取得され、当日も日本語でご発表くださいました。著書に『中辺・詩禅・夢戯:明清禅林文化論述的呈現与開展』(允晨出版社、2008年)、『忠義菩提:晩明清初空門遺民及其節義論述探析』(中央研究院中国文哲研究所、2013年)などがございます。
当日のご発表の題目は「近世東アジア禅僧の詩文から見る自我と世界」で、これまであまり顧みられることのなかった近世の禅僧の自叙伝に光を当て、今後研究すべき数多くの問題についてご紹介くださいました。ご講演の後には自叙伝の定義などに対する質問があり、活発な議論が為されました。
なお弊所は現在、臨済宗妙心寺派宗務本所教化センターと業務提携をしており、今回の講演会も同センターとの共催で開催されました。同センターの皆さま、ならびに当日おいでいただいた皆さまに心よりお礼を申し上げます。
2018年7月19日
追記:2018年6月27日の文化時報(4面)に関連の記事が掲載されました。文化時報社より許可をいただき、以下に当該の記事を転載いたします。転載をお認めいただいた文化時報社の皆さまに心よりお礼を申し上げます。
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