2018年5月5日に『禅語カルタ百句――読んで、覚えて、遊ぼう！』が出版されました（発行：禅的教育研究グループ「じだんだ」）。これは「禅語かるた だるま」に対する解説書で、関守研悟師が本文を執筆し、白井大然師がそれに協力、弊所研究員の瀧瀬尚純とThomas Kirchnerがそれぞれ、出典の確認と英訳をしております。巻末所収の「遊び方」は村越英裕師の執筆です。
「禅語かるた だるま」は花園大学 国際禅学研究機構 禅的教育研究所（2002～2006年度）により作成されたもので、2008年10月15日（達磨忌の日）に芸臺幡（うんだいばん）から発売されました。これは当時同所所長の故・桐田清秀氏が難解な禅語を楽しく学ぶための道具として発案されたもので、禅門で用いる重要な句約五千を収集した『禅林句集』から更に百句を抜粋し、仏教漫画家の臂美恵氏の作画を得て成ったものです。
カルタを通じて楽しく禅語に親しむと同時に、今回出版された解説書により、禅語に対する理解を深めることができます。弊所にも配架しておりますので、お立ち寄りの際にはぜひご覧いただければ幸いです。
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