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一巻 続蔵2-15、『少室六門』 二、『禅門撮要』 上 |
菩提達磨に帰せられる作品。唐中期の出現。見性を強調し、達磨の血脈がそこにあるとする。『悟性論』や『観心論』とともに、平安末期に日本に伝わり、達磨宗のよるところとなったようで、かつて金沢文庫にその本が存したという。抜隊の『塩山和泥合水集』にも引用があり、日本では広く読まれたらしい。続蔵に収める本は、紹興癸酉(1153)に見独老人任哲が付した序があり、おそらくは鎌倉時代に伝来したテキストであろう。 (禅籍解題 83) |
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