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関連論文:瓢鮎図・再考


【第13回】 詩一三 (大愚)性智



詩一三 何物甚流滑、合無鮎尾如。 (何物か甚だ流滑なる、まさに鮎尾にくは無かるべし)
大瓢難捺著、放下只嗔渠。 (大瓢も捺著なつじゃくし難し、放下して只だかれを嗔る)

大愚性智(?~1439)、東福寺、天龍寺、南禅寺に住す。

【訳】鮎の尻尾ほどヌルヌルなものはない。
大瓢箪でこれをおさえることなどできぬ。瓢箪を放置してそいつをただ怒るだけ。

初出『禅文化研究所紀要 第26号』(禅文化研究所、2002年)

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 Last Update: 2004/01/16