○H.Nさん(男性)
「視線」についての話が興味深かった。芳澤先生がおっしゃる「導き」についてはもちろんですが、若い頃と七十代以降との違いに何があるのかないのか、上下左右で意味が違うのかなど、ふと考えておりました。
様々な作品を拡大して見せてもらいましたが、使用されている紙、墨、筆にも多様性が見え、時代性を考えるとこれまた興味深いものでした。是非それらの面から調べてみたいです。
○S.Mさん(男性)
芳澤先生のご講演を拝聴し、絵を通じた白隠禅師の生きざまを新しく教えていただきました。又その中の“視線”に着目され、ものの見方、感じ方の大切さも勉強になりました。
○O.Aさん(男性)
白隱達磨の“まなざし”、絵画の一人称化、パフォーマンスと下図の関係、観音図とマザーコンプレックス、etc とても興味深いトピックスが出て、白隠画を通して美術のもつ様々な問題の面白さを改めて確認したように思います。白隠という画家一人で…という点がこの人のすごい所だと感じました。
○I.Tさん(男性)
白隠禅を理解するのはまことに難しいが、お人柄は少しわかるような気がする。
○H.Sさん(女性)
「白隠さん大好き!」ではありますが、全く素人の私にも楽しく興味深く、のり出してしまうほどでした。前回、前々回参加できなかったのでとても残念に思います。これからも長く続けていただきたいと思うとともに、小出しでも結構ですが、いろいろな所で白隠さんに会える機会があるといいと感じています。
白隠さんが美術史上こんなスゴイ方とは思いませんでした。ありがとうございました。
○H.Yさん(男性)
同時代の歴史背景(政治史等)を考えさせてくれた。いい機会になりました。美術系と歴史系の先生の討論を聞いてみたいところです。
○I.Tさん(男性)
各先生の心の底辺にある「白隠さん大好き!」という共通項がしみじみと感じられ、楽しいお話でした。それで居ながら、各々違った視点からのコメント、そしてそれが混然一体と融け合っていました。またこうした機会を与えてください。
○T.Hさん(男性)
シンポジウムでの各先生がテーマを持って白隠さんを紹介され語られたのは、非常によかったと思います。また“新しい発見”を紹介してください。充実したシンポジウムでした。
○S.Hさん(男性)
大変興味深く拝聴いたしました。白隠の独創力、教え、行動力、発想力等の奥深さ、強さをあらためて感じ入りました。
白隠禅師の全体像を更に深化、進化していって頂きたいと思います。
○Y.Sさん(男性)
白隠の達磨の前に風外を見なければならないと存じます。また、天神は信平の天神の変化だと思います。芳澤先生の達磨の「目」については、初期は風外、一絲、沢庵、武蔵の戦国の時代の「目」に近く、晩年の平和な時代になり、温和な「目」に変化したと思います。
○K.Kさん(男性)
絵画としての禅画をどのように描くか大変興味をもちました。美術の専門家からの見方が新鮮に感じました。
○I.Nさん(男性)
今回は白隠が中心であるが、禅画をトータルとして理解する為に、パネラーに一人に仙厓等の専門家も含めてほしかった。
「隻履~」「すたすた~」にしても実際に描かれた状態(恐らく詳細は不明)を抜きに、現代人が勝手に「解釈」に走ることは慎むべきだと思う。
(禅画は直感で味わうのも一面の真理であるが、学問的に追求するのであれば、描かれた時期、状況等、客観的事実に基づいてほしい。)
○K.Yさん(男性)
美術史的な白隠の位置づけを整理して聞くことが出来、面白く思いました。何故、白隠が沢山の達磨と、今回は紹介されなかった諷刺絵的なものを書いたのか、生活のためなのか、社会体制批判でしょうか。また何時か画を描いた意図について解説して欲しいです。
○U.Sさん(男性)
上求菩提・下化衆生のお説、寔にごもっともと存じます。白隠さんの達磨を改めて考えさせられました。上求から下化への変化は大変素晴らしいことだと存じます(出版物とも年代があいますね)。双方とも私には出来かねていますが…。又、こうした機会を得たく存じております。
○M.Kさん(男性)
白隠禅師や白隠の絵が益々身近に感じられ、親しみをおぼえるようになりました。
今回のフォーラムでは、解り易いご解説を戴き本当に有難うございました。今後のご発展をお祈り申し上げます。
○S.Kさん(男性)
絹本、紙本の説明、絵画の一人称化、重文・国宝に指定されていない現実等々、興味がそそられるお話でした。ありがとうございました。
○S.Iさん(男性)
禅師の大悟に至るまでのエピソード(特に寺子屋経営の頃)を、史料をもとに初めて教えていただきました。楽しく聴かせていただき、ありがとうございます。
○T.Kさん(男性)
毎朝の読経時、そして坐禅の時、時たま就寝前に唱えております「白隠禅師坐禅和讃」から、白隠禅師を身近かなものに感じておりましたが、今回この様な形での達磨像をはじめとする白隠禅師の墨蹟の数々に触れ、改めて多くの角度より白隠禅師に接する事が出来た午後のひとときでした。
又、達磨大師に関しましても、中国の少林寺の山の上の面壁九年の洞穴を訪ね、その前で暫く坐らせて戴いた想い出もあり、感無量でございました。難聴がひどい小生にも聴こえやすい会場だった点も幸いでした。
○W.Tさん(男性)
今まで絵全体を見るだけでしたが、細部を見ることの重要さを知りました。
○S.Tさん(女性)
白隠さんにうすうす興味を持っておりましたのは、大きな目と線の迫力です。専門家の先生方のお話と適切な説明、面白かったです。が、美術の方からと、もう一方、白隠さんがどうして何のために画くに到ったのか。説教の一つではなかったかと思います。その方面の日々修行しておられる方もお話も伺いたかった。
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